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アイエムセレクション~心に残るちょっといいお話

 
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No.6 真のウソと偽りのウソ。「そちに預けた鳩は元気か?」名君、徳川家光の采配。

 ある時、徳川三代将軍、家光が庭に舞い降りた一羽の鳩を捕らえさせて、側近の山本平九郎に預けたそうです。ところがその平九郎、鳩の入った籠を下げて帰宅する途中、石につまずいて転んだ拍子に、籠の蓋が開いて鳩は天空高く飛び去ってしまいました。さてさて殿様にことの次第をどうお詫びすればよいものか…。一方、その翌日、昨日捕らえて平九郎に預けたはずの鳩がまたもや庭にやってきたので、家光は再びこの鳩を捕らえて籠に入れ、平九郎を呼んで、さりげなく尋ねました。「昨日、そちに預けた鳩は元気かな」。 とっさに平九郎は驚いたものの、わざと平静を装って答えました。「はい、自宅でつつがなく飛び回っております」と低頭した。「この通り、元気に飛び回っているというのか」家光は鳩の籠を平九郎の目の前に突きつけました。平九郎はみるみるうちに顔面蒼白、恐れおののき絶句してしまいました。そこに居合わせた堀田正盛と朽木伊予守は、「上様をたばかるふらち者。ご存分に仰せつけられるが然るべしと存じます」と平九郎を責め、家光を扇動しました。今にも手が刀の柄にかかるかと思いきや、一思案した家光は、「お前たちに言い聞かせることがある。総じて人間のウソには、真のウソと偽りのウソがある。何事か深く企んで言うのは真のウソで質が悪い。しかし、とっさの苦し紛れか、心ならずもその場を繕うて言うのが偽りのウソである。平九郎の今申したうそは、やがてばれるウソなれど、昨日預かった鳩をたちまち逃がしたとは言えないので、知らず知らず口から飛び出したものであろう。これをもって我らを欺き通そうなどとは夢にも思わなかったであろう。ウソを良しとは決して言わぬが、質の悪いウソとそうでないウソとを聞き分けねばならぬ。平九郎、そうであるな。今のはつい浮かび出たウソであろう」。 山本平九郎は、主君の温情に「わぁんわぁん」と声をあげて泣いたそうです。名君と謳われた家光。明らかにウソと分かっていても、それが質の悪いうそか、あまり問題にしなくてもよいものかを聞き分けて、将来を見据えた人の育て方、子どもの教育が必要だということを今の世にも教えてくれるエピソードです。



 猫用キャットタワー キャトリス KATRIS世の中にはできることと、できないことがある。しかし、やってみない人には、そのどちらも分からない。真剣に取り組んでみてこそ、 できることも分かるし、できないことも分かる。「できることをできないと思い込むのは懈怠(けたい=なまけること)だが、できぬことをできぬと諦観するのは賢明だ」と、先の老僧は医者に教えたそうです。そう、一生懸命やってみて、できなければ、できぬと素直に認め、ならばできることを探し、自分らしくやったら…それはそれで何かのかたちにはなるはずです。 しかし、どうしてか世の親は、我が子のこととなると、鳶が鷹を生むはずもないのに、できないことまでやらそうとするその重圧にまだまだ無防備で未完成な柔らかい子どもの心身は壊れてしまう。やがて異常な行動で親に反発する。できることも、できないこともその子の個性。でもその子にしかできないものが必ずあるはずです。それが何なのか、他の誰にも分からなくても、少なくとも、親なればこそ見つけてやれるのではないでしょうか。

 

 

 

 


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