お箸の国のドアハンドル
毎日を美しく生きようとする人の姿から、美しいかたちが生まれます。
ヨーロッパには、ナイフ、フォーク、スプーンなどの金属製カトラリーの伝統があり、
日本には木の箸の伝統があります。日本の風土と食に育まれた人々の感性は、
金属ではなく柔らかで軽い木を選び、箸を作りました。そして箸を使う「しぐさ」とともに、
その材質、色、かたちを洗練させて来ました。手にした時の肌ざわり。唇や歯にふれるやさしい感覚。
使い込むほどに手と一体になる親和性。どれにおいても木に勝るものはありません。
私たちは、この優れて洗練された木の箸に学び、現代の生活において、使い手の瑞々しい感性をよみがえらせる
木のドアハンドル、手すりを作りたいと思います。世界には素晴らしい真鍮、ガラス製、磁器のドアハンドルが
あります。しかし、これからは、お箸の国で作られた、すがたかたちの木のドアハンドル、手すりも
世界の皆様にお使い頂くことができるのです。
審美性、人体との親和性、安全性に優れ、環境負荷が極めて少ない、すがたかたちの製品は、既に、
最高級の寝台列車JR九州クルーズトレインななつ星、フレンチアルプスの5つ星リゾートホテル、
コスタリカやブリュッセルの高級ブティックなどに使われています。
私たちは「生きるすがた から 生まれるかたち」をコンセプトに、美しい生活空間の創造に
貢献したいと考えています。